
前日、異変を起こし気絶してしまったユイでしたが、
1日ゆっくり休んだおかげでもう大丈夫みたいですね。

みんなで朝食を食べていた時、
ユリエールと名乗る女性が教会にやってきました。

軍の関係者ということで、昨日の件もあり警戒するアスナ達でしたが、
ユリエールはむしろ感謝したいぐらいだと言ってきました。

そしてそんな二人にお願いがあってやってきたと告げます。
軍のトップ・シンカーは、けして今のような独占的な組織を
作ろうとしてきたわけではない。
むしろ多くのプレイヤーに情報や食料などを
均等に分かち合おうとしただけだったと。
しかし、軍が大きくなりすぎてしまったため、
内部分裂を起こしてしまった。
そんな中、台頭してきたのがキバオウ一派。

2話で出てきた関西弁の男ですね。
このキバオウ一派は効率の良い狩り場の独占、
さらに徴税と称した恐喝まがいの行為を繰り返していた。
しかしゲーム攻略をないがしろにするキバオウを批判する声も大きく、
キバオウは配下の中でもっともハイレベルのプレイヤーを
最前線に送り出すも、結果は最悪。
立場が危うくなったキバオウはシンカーを罠にかけるという強行策に出ます。
それによってシンカーはダンジョン奥深くに置き去りにされてしまいます。
ユリエールは副官であるにもかかわらず、
このような事態を招いてしまったことを深く後悔。
助けに向かいたいが、高レベルのダンジョンのため一人では行けず、
キバオウが睨みを利かせる中なので軍の助けも呼べない。
そんな時、ものすごく強い二人が町に現れたという噂を聞き
ここまでやってきたと。
ユリエールが二人にお願いしにここまできた理由はただ一つ。
シンカー救出に手を貸してほしいということでした。

本当はすぐにでも助けに行きたいところですが、
情報の裏付けがないと動けないと言うアスナ。
その時ユイがアスナ達に
この人は嘘をついていないから大丈夫だと言います。

理由はわからないものの、人の心が読めるユイの言葉に
二人はユリエールと共にシンカー救出に向かうことに。

危険なダンジョンということなのでユイを置いていこうとしますが
駄々をこねるユイ。結局連れていくことに。
シンカーがいるダンジョンは攻略具合によって解放される類らしく
ベータテスターであるキリトも知らなかったようです。
そのためモンスターも高レベルということもあり、ほとんど手つかず状態。
久しぶりのバトルということもありハッスルするキリト。

ドロップしたアイテムを取り出しアスナに後で料理するようお願いしますが

あっさり拒否。挙句の果てにはアイテムを捨て始めます。

そんな二人のやり取りに思わず笑ってしまうユリエール。
ユイは初めて笑ったとご満悦。

しばらくダンジョンを進むと
ようやくシンカーがいる安全エリアが見えてきました。
喜びのあまり駆け出すユリエール。
しかしシンカーはこっちに来るなと叫びます。

すると物陰からボスモンスターがユリエールに攻撃をしかけます。
間一髪のところでキリトが救出。
アスナはユリエールにユイと一緒に安全エリアに移動するよう指示します。
そしてキリトと共にボス戦へ。

しかし、キリトはアスナに
自分の識別スキルでもデータが見えないので
おそらく相手は90層クラスのボスだと。
だからここは自分が時間を稼ぐから
みんなと一緒に離脱しろと告げます。
しかしアスナはユリエールにユイを頼むと
再びキリトと共にボス戦へ。

二人で立ち向かうものの、ボスの一撃でHPは半分以下に。
もしまた攻撃をくらったら確実に死んでしまう。
そんな危機的状況の中、
安全エリアからユイが出てきてしまいます。
キリトとアスナは必死に逃げるよう叫びますが、
ユイは大丈夫だと二人に告げます。

言葉通りボスの攻撃をはじくユイ。

身に炎を宿すとユイの手には大剣が。
その大剣をボスめがけて振りかざします。

ユイの攻撃を受けたボスは炎に包まれ消滅。
あっけにとられる二人にユイはこう言います。

「パパ、ママ・・・全部思い出したよ」

安全エリアに移動したあと、ユイは二人に語り始めます。
このSAOはカーディナルによってすべて制御されていること。
その中でプレイヤーのメンタル面の制御を担当していたのが、
メンタルヘルス・カウンセリングプログラム試作1号・コードネーム「ユイ」。
そうユイはシステム上のAIだったのです。
だからユリエールが嘘をついていなかったことがわかったんですね。
SAOの正式サービスが始まった時、カーディナルから
プレイヤーの干渉を一切禁止するよう命令されていたユイは
やむなくプレイヤーのメンタル状態のモニタリングだけを続けました。

ほとんどのプレイヤーは恐怖、絶望、怒りといった
負の感情に支配され、状態は最悪。
本来であれば、すぐにプレイヤーのもとに向かわなくちゃいけないのに
それが出来ない。義務だけがあり権利のない矛盾した状況の中、
徐々にエラーを蓄積させ、崩壊してしまった。

それが記憶を失くした理由でした。むご過ぎる・・・。
モニタリングを続ける中、他のプレイヤーとは大きく異なる
メンタルパラメーターを持つ二人のプレイヤーに気づく。
それがキリトとアスナだったのです。
喜び、安らぎ、でもそれだけじゃない。
二人に会いたいがためにフィールドを彷徨い続けたと。
でも自分はAIなのにそんなことを思うのはおかしい。
涙を流すユイにキリトは優しくこう言います。
ユイはもうシステムに操られるだけのプログラムじゃない。
だから、自分の望みを言葉にできるはずだと。
するとユイは今の自分の気持ち、願いを二人に伝えます。

「私は・・・私は・・・ずっと一緒にいたいです。
パパ、ママ」
もうヤバいですね。このように涙を流したり
大好きな人と一緒にいたいと願うことは
キリトが言うようにもうプログラムなんかじゃないですよね。
ユイのその言葉に二人は抱きしめ、ずっと一緒だと約束します。

しかし、事態は急転。
ユイが座る石盤はGMがシステムに緊急アクセスするためのコンソール。
ユイはそれを使用してボスを消去したため、
カーディナルに自分の存在を知られてしまいました。
これでお別れだというユイ。

「パパとママのそばにいるとみんなが笑顔になれる。
お願いです。これからも私の変わりに
みんなを助けて喜びを分けてください」
ユイがいないと笑えないと訴えるアスナにユイは
「ママ、笑って」 と優しく語りかけ、徐々に消えていきます。

粒子状で漂うユイを見てキリトは
「カーディナル、いや茅場!
そういつもお前の思い通りになると思うなよ」
と叫び石盤に浮かび上がるコンソールを操作し始めます。

ユイがログインしたGMアカウントの期限切れになる前に
システムへ割り込み、ユイのプログラムを切り離して
オブジェクト化に成功します。


キリトが言うには
ユイのデータはキリトのナーブギアのローカルメモリに
保存されているらしく、いつかまた会うことができると。

今回はここで終了。
いやー泣いた! すごく泣いた!
ユイの「ずっと一緒にいたい」のシーンはヤバかったですね。
あと、「ママ、笑って」のシーンでアスナの頬に手をかけるところも。
希望が持てる最後で本当に良かった。
私も早くユイちゃんに会いたいです。
というわけで今日はこの辺でー。
次回 13話 「奈落の淵」
ポチっとしてくれると嬉しいです!


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