アスナを現実世界に戻すこと。
アスナを助けるまでは自分の現実はなにも始まらない。
キリト(和人)の言葉にリーファ(直葉)は・・・。

直葉からの衝撃的な告白を受け呆然とする和人。

自分はここの家の本当の家族ではない。
そのことに気がついてからの和人はある疑問を抱き始めました。
この人はいったい誰なのだろう?
俺はこの人のことを本当に知っているのか。
人との距離感に疑問を抱いた和人はネットの世界に走ってしまう。
誰もが誰ものことを本当に知らない世界。いわゆる偽りの世界。
和人はそんな世界がとても居心地がよかった。
しかし、脱出不可能の世界・SAOで2年も過ごしたことによって
和人はあることに気づく。それは、
現実世界も仮想世界も本質的には全く同じであること。
その人は誰かという疑問に意味などないということ。
できるのはただ、信じ、受け入れること。
自分が認識する誰かが本当にその人なのだと。
ここの演出はとても良かったなと思います。
ワンカットずつ(リズ以外)でしたが、久しぶりにみんなを見れたので。
SAOから帰還し、直葉の顔を見たら素直に嬉しいと感じた和人。
この数年間で直葉との間に生まれてしまった距離を
全力で取り戻そうと決意したはずでしたが、
直葉の本当の気持ちに気づくことができませんでした。
「でも、こんなことなら、冷たくされたままの方が良かった。」
前回&今回冒頭のスグのセリフ・・・・・・。
和人の優しさが悪い方に転んでしまいましたね。
さらに最悪なことに何度も明日奈への想いを露わにしてしまいました。
それでスグを深く傷つけたことは明白。
こればかりはどうしようもないですよね・・・。
和人は今、直葉に出来ることを考え、行動に移します。
ドアをノックし、「アルンの北側のテラスで待ってる」と言い残し、
自分の部屋に戻ります。

あんなに酷いことを言ったのに、もう一度歩み寄ってくれる兄。
自分はあの時、がんばれ、諦めちゃだめだと言ったのに。
今は自分が泣き続けている。
ある思いを胸に直葉はもう一度ALOの世界へダイブします。
再びALOの世界に戻ったリーファ。そこにレコンがやってきます。
キリトがいないことやリーファの様子から、なにかを悟ったレコンは
いきなりリーファ(直葉)に告白しちゃいます。

勢いのままキスしようとして、リーファから腹パンチを受けるレコン。
和ませてもらいましたwww

そんなレコンの勇気(?)ある行動に元気をもらったリーファは
キリトが待つ場所に行くことを決意。
キリトが待つテラスに降り立つリーファ。

リーファはキリトがなにか言うのを制止し
「お兄ちゃん、試合しよ。あの日の続き。」と提案します。
キリトもそれを受諾。お互い剣を抜き構えます。

キリトの構えを見たリーファは剣道の時も同じように
構えていたことに気がつきます。
剣道の時、妙に様になっていたのは、この仮想世界で
ずっと磨かれ続けてきた構えだったからなんですね。
「行くよ!!」と言い、一気に2人の距離を縮めるリーファ。
二人の剣が激しくぶつかり合います。
そしてリーファは大きく距離を空けると、
最後の一振りと言わんばかりに頭の上に大きく剣を構えます。
リーファの意図を悟ったキリトも同じように後ろに剣を構えます。
その時リーファの目から頬を伝い、涙が地面に落ちます。
それと同時に地面を蹴るリーファ。
最後の一撃を振りかざそうとした時、リーファは剣を離しそのまま下降。

リーファはキリトの剣を受けることで
自分が言った酷い言葉を償おうとしました。
しかしキリトもまた同じことを考えていたようで、
キリトも剣を持っていませんでした。
2人は抱き合うかたちになり、
お互いの気持ちを素直に伝え合います。

「俺、本当の意味では、まだあの世界から
戻ってきてないんだ。終わってないんだよ、まだ。
彼女が目を覚まさないと、俺の現実は始まらない。
だから、今はまだスグのことをどう考えていいか、
分からないんだ。」
「あたし待ってる。お兄ちゃんがちゃんと
あたしたちの家に帰ってくるその時を。
だから、あたしも手伝う。」
そして2人は再びグランド・クエスト挑戦へ。
それにしても兄妹で仲良く抱き合いながら
クルクルと空を回るシーンはちょっとウケたw
グランド・クエストの大扉に戻ってきた2人を見て状況が掴めないレコン。
するとリーファがこの3人でグランド・クエストを攻略すると説明。
キリトは先程の戦いで分かったことをユイに聞くことにします。
ステータス的にはたいしたことないが数が多すぎるため、
攻略不可能な難易度に設定されているとしか考えられないと。
けど、キリトの瞬間的な突破力なら可能性もあるという言葉に
キリトはみんなにもう一度力を貸してほしいとお願いします。

お互いに手を合わせ一致団結する4人。
そして再びドームの中へ。


前衛はキリトでリーファとレコンは後方から回復する陣営。
鬼神の如く戦うキリトでしたが、次々と出現するガーディアン。

次々と襲いかかってくるガーディアンの攻撃に
キリトのHPが減少し始めます。
あらかじめ待機状態にしていた回復魔法をキリトに放つ2人。
しかし、数体のガーディアンのターゲットが2人に移ってしまいました。
リーファは現状を打破すべく飛び立とうとしますが、
それをレコンが止めます。
2人に迫り来るガーディアンを撃退するレコン。
そして闇魔法のスペル詠唱を始めます。

使った魔法はなんと自爆魔法でした。
レコン無理しすぎ・・・。
レコンの自爆魔法で大きく空いた隙間に一直線に突き進むキリト。
しかしすぐ無数のガーディアンに隙間を塞がれてしまいます。
さらにキリト目がけ次々と剣が突き刺さり、瀕死な状態に。

絶望的状況に、こんなの無理だと思わず呟くリーファ。
そして回復を続けるリーファにもガーディアンが迫ってきます。
斬られる覚悟をした直後、状況が一変します。
下の方から雄たけびをあげながら上昇する
シルフの精鋭隊とケットシーの飛竜隊。
そしてその部隊を指揮するサクヤとアリシャ。

劣勢を押し返す勢いで援護する連合軍。

シルフ隊も飛竜隊も相当強いですね。
援軍が来たことにより、キリトのもとへ急ぐリーファ。

背中合わせの戦いで兄妹息のあった動きを見せます。
ここのシーンがとても良かった。
兄妹の絆を感じ取れるシーンでしたね。
2人を中心に一気に攻め立てると再び上層部分に穴が空きます。
そこを目指し再び上昇するキリト。
穴を覆い隠そうとするガーディアンに対し、
リーファは自分の愛刀をキリトに投げ渡します。

二刀流キターーーーーー!!
雄たけびをあげながら一気に突き進むキリト。


迫りくるガーディアンごとそのまま突き進みます。
その姿にリーファは、

「行って、行ってお兄ちゃん、行っけぇーー!!」
ここのシーンの作画ヤバすぎでしょ!!
映画並みのクオリティでしたね。
そのリーファの願いが通じたか、ついにガーディアンの壁を突破。
ようやくゲートまで辿り着いたものの、またしてもアクシデントが。
今度はゲートが開きません。ユイが調べた結果、
この扉はクエストフラグによってロックされているわけではなく、
システム管理者権限によってロックされているため、
プレイヤーには絶対開けられないとのこと。

さらにまたガーディアンが次々と出現してきます。
しかしここでキリトはアスナが落としたであろうカードを思い出します。
ユイにカードを託すと見事転写に成功。

ゲートが開き、中に転送されたところで今回は終了。
というわけで、兄妹の絆、そして仲間の絆が随所に出ていた23話。
展開は王道中の王道でしたが、とても面白かったです。
リーファの「行っけー」のシーンは作画が素晴らしかった。
スタッフの本気度がものすごく伝わってきました。
ストーリーもいよいよ佳境ですね。
ついにアスナ奪還まであと少しってところまで来ました。
やはり最後は須郷が立ちはだかるんでしょう。
思いっきりぶっ倒してほしいですね。
では今回はこのへんでー。
ポチっとしてくれると嬉しいです!


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