前半のバトルは今までで一番演出が良かった気がします。
そして後半・・・。ついにあの話。
直葉の想いに涙が出てきました・・・。

アスナのもとへ一気に上昇するキリトでしたが、
障壁に阻まれ、足止めをくらいます。
しかしキリトは障壁を破ろうと何度も体当たりします。

見かねたリーファはキリトの腕を掴み必死に食い止めます。
それでもキリトは止まりません。

必死に叫ぶユイ。
その想いが通じたのか、アスナの耳にユイの声が聞こえました。
必死にユイを探すアスナ。

自分の存在を知らせるために何か下に落とせるものを探すアスナ。
その頃、キリトはまだ障壁と格闘中。
壊せない壁に苛立ちを隠せないキリト。
ユイは警告モード音声でアスナに呼びかけていたようでしたが、
状況は芳しくないようで。
その時、上空から何かが落ちてきます。
何かのカードのようですが、アイテムウィンドウが出ません。
そこでユイが反応。どうやらシステム管理用アクセスコードのようですが
専用のシステムコンソールがないと使い物にならないとのこと。
しかし、そんなものが理由もなく落ちてくるはずがない。
キリトとユイはアスナが自分達に気づいて落としたものだと確信します。

ここの演出が素晴らしいですね。
3人の絆というか想いが一つになる感じが至極良い。
一刻も早くアスナのもとへ行きたいキリトは
世界樹へ通じるゲートの場所をリーファに聞きます。
しかしガーディアンに守られているドームは
大軍団でさえ突破出来なかった場所らしく
とてもキリト1人では無理だというリーファ。
それでも行かなきゃいけないんだと言うキリト。

ここでリーファにお礼を言い、一礼した後
ドームへ行くため一気に下降します。
ドームへ向かう途中、改めてユイにゲート突破の困難さを
指摘されますが、キリトの決意は変わりません。
「それにな、もうあと1秒でもぐずぐずしていたら
発狂しちまいそうだ。」
もうすでに暴走気味ですけどね(笑)

そして大きな扉の前に辿り着くと、グランド・クエストのアナウンスと
それに挑戦するかのポップ画面が出てきます。
キリトは迷うことなく、イエスのボタンを押すと大扉がゆっくりと開きます。
キリトの健闘を祈り、ポケットに身を隠すユイ。
キリトは剣を取り、一呼吸置いてから中へ入っていきます。

ドームの天井にゲートらしき入口を見つけると
そこを目指し一気に飛翔するキリト。
しかし、そこにドームの守護者ガーディアンが1体出現します。
キリトは力技でガーディアンを一蹴。
行ける!と確信した矢先、上空に無数のガーディアンが出現。

次々とキリト目指し襲いかかります。
絶対的不利な状況の中、キリトは決して諦めません。
アスナに逢いたいがため、ひたすら剣を振るいます。
ここの演出が秀逸でしたね。
アスナとの思い出を挟むことでキリトの必死さが
ものすごく伝わってきました。
なんか見ながら泣きそうになりました。
善戦するキリトでしたが、次から次へと降り注ぐ
ガーディアンの攻撃にだんだんHPが減っていきます。
そしてついに・・・。

リメインライトしたキリトはこの仮想世界なら何でも出来ると
思っていたようで、今の状況はその報いなんだと。
その時、ガーディアンが再び戦闘態勢に入ります。
不思議に思ったキリトは周りを見渡します。
すると入口付近から誰かが近づいてくるのが見えました。
その人物はなんとリーファ。

リメインライトしたキリト目指し上昇するリーファ。
ガーディアンの攻撃を交わしながら、やっとの思いでキリトのもとへ。
そしてキリトのリメインライトをそっと掴むと
今度はそのまま下降します。

しかしガーディアンも攻撃を止めません。
逃げるリーファへ次々と矢を放ちます。

矢を受けながらも必死に逃げるリーファ。
間一髪のところでなんとか脱出に成功します。
リーファは蘇生アイテムを取り出し、リメインライトに注ぎかけます。
生き返ったキリトはリーファにお礼を言いますが、
「あんな無茶はもうしないでくれ。俺は大丈夫だから。
これ以上迷惑はかけたくない」と。
そう言い、再びグランド・クエストに挑もうとするキリト。
そんなキリトをリーファは必死に止めます。

「もう、もうやめて・・・。いつものキリト君に戻ってよ。
あたし・・・あたし、キリト君のこと・・・。」
そんなリーファに対しキリトは
「リーファ・・・ごめん。あそこに行かないと
何も終わらないし、何も始まらないんだ。
会わなきゃいけないんだ。もう一度・・・」
「もう一度・・・アスナに。」
その言葉に驚くリーファ。

「でも・・・だって、その人は・・・。」
そして、リーファは消え入るような声で尋ねます。
「お兄ちゃん・・・なの・・・?」
それを聞いたキリトも訝しそうに、
「え・・・・・・。スグ・・・直葉・・・?」
衝撃的な事実に思わず顔を伏せてしまうリーファ。
「ひどいよ・・・。あんまりだよ・・・こんなの・・・。」
リーファはその場にいることが出来ず、
この場でログアウトしてしまいます。

現実世界に戻ってきた直葉。

和人への想いを諦め、キリトのことを好きになり始めた矢先の
出来事にショックを隠せません。
その時、ドアをノックする音がします。
どうやら和人もすぐログアウトして追いかけてきたようです。

直葉の「1人にして」という言葉に、和人は、
自分がまた仮想世界にダイブしたことを直葉が怒っていると
勘違いしてしまったようです。
和人の言葉にいてもたってもいられなくなった直葉は
自らドアを開け放ち、和人の前に飛び出します。

「あたし、あたし、あたし・・・
自分の心を裏切った。
お兄ちゃんを好きな気持ちを裏切った。
全部忘れて、諦めて、キリト君のこと
好きになろうと思った。
ううん、もうなってたのよ。
なのに、それなのに・・・」
思わぬ言葉に動揺する和人。
兄妹なのにという言葉に
直葉はさらに続けます。

「あたしもう知ってるんだよ!
あたしとお兄ちゃんは本当の兄弟じゃない!
あたしはそのことをもう2年も前から知ってるの。
あたしを避けるようになったのは、
ずっと昔からそれを知っていたからなんでしょ?
あたしが本当の妹じゃないから、
遠ざけていたんでしょ!
なら、なんで今さら優しくするのよ!
あたし、お兄ちゃんがSAOから
戻って来てくれて嬉しかった。
小さい頃みたいに仲良くしてくれて、
すごく嬉しかった。
ようやくちゃんとあたしを
見てくれたって、そう思った。」

「でも、こんなことなら、
冷たくされたままの方が良かった。
それなら、お兄ちゃんを好きだって
気付くことも、明日奈さんのことを
知って悲しくなることも・・・
お兄ちゃんの代わりにキリト君を
好きになることもなかったのに!」
ずっと心の奥に秘めていた想いがついに爆発してしまいました。
そんな直葉に対して和人は

「ごめんな・・・」
そう返すしかありませんでした。
「もう、ほっといて」という直葉の言葉に
うなだれる和人。
今回はここで終了。
というわけで2度目の失恋を経験してしまった直葉。
ラストのところは見てて痛々しかった。
叶わぬ兄への想いを必死に諦めたのに、好きになり始めた相手が
また兄だったとか、私なら発狂してますよ。
それと今回は演出が素晴らしかったですね。
カードを3人で触れ合うシーンとか
戦闘中にアスナとの思い出を挟んだりとか
個人的には大満足な回でした。
長井さんが絡むとホント良いものになりますね。
さて、修復が大変難しい状況ですが
和人は直葉との関係をどう修復していくのか。
そして、直葉はどうこの状況を乗り越えていくのか。
来週が楽しみですね。
では今回はこのへんでー。
ポチっとしてくれると嬉しいです!


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